何かとスポーニング事情が話題だった今シーズン。
結果としては、私の行動範囲内のフィールドは軒並みタイミングがバラけた印象でした。
メスのクオリティフィッシュを狙うスタイルの私も、
今シーズンは「安定しない季節感」に翻弄され・・・
スポーニング絡みの魚を封印しては完全デコりの繰り返し。
記事として中身が薄い事に加え、意図しないブラインドネストや
フライガードのバスも釣れてしまいがちだった故。
写真撮影を自粛SI、ブログ・SNS投稿を控えておりました。
※サボっていた訳じゃありませんよ。決して・・・
その分と言っては大げさなのですが。
パターンとしての調査には毎週明け暮れ、
結果として成果を得られたのがつい先日。
私なりの調査結果と今年の傾向をまとめましたので、今後のご参考にして頂けたら幸いです。
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2025年シーズン
今シーズンは、今年2月予言通り?予想通り?
春の訪れが早く寒暖差の激しいシーズンとなりました。
すなわち、スポーニング行動も例年より数段に早く。
(千代田湖では、4月1週目にスポーニングベッドを確認)
寒の戻りも激しい事から、スポーニング行動に移る魚が疎らで
シーズナルの捉え方も人それぞれ。
釣果も「シーズナルの捉え方」で人により大きく分かれた印象でした。
私が4kgハンティングに勤しんでいた、GW前後も
例年に比べると私の行動圏内のフィールドでは共通してネストの全体量が少なく。
生態調査故、引っ張り出したライブスコープ(パースペクティブ)を見ても、
その異常事態?は顕著で、水深の深いエリアでもネストは少なかったと思います。
今シーズンはスポーニングしない説を提唱するロコがいたり・・・
もうスポーニングがとっくに終わっていて、
「夏以降型だ。アフターだ。」とオカルト自論を展開する男。
色んなアングラーと情報交換させて頂きましたが、
本当に十人十色・諸説紛々だったと思います。
私的には、全ての状況が混ざっていると予測する中で、
現時点(5月末)の千代田湖では、
プリ5:ポスト4:アフター1といった割合配分だったと思います。
※半プリはポスト・回復はアフターとして計上。
例年の5月末はプリ0:ポスト5:アフター5くらいになることを鑑みても、
先日のこちカップで、コノ男が「沖のサマーパターン」に執着したことも
ある意味納得できる状況ではあるのです。
事実。私も、連休後はあまりのスポーニングの少なさに翻弄され・・・
更には、ビッグバズベイトや。
沖のロープで釣れたバスに情報として裏付けされてしまい、
完全に「産み終わった」と思い込んでしまっていました。
ホーム中ホームレイク、我らが千代田湖でも、
連休後半から千代田湖では3デコして1匹。
2デコしては1匹。と遂に連敗しがちに・・・
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季節外れのプリスポーナー
季節外れと言っても、今シーズンの千代田湖に関しては、
山上湖(西湖等)故のスポーニング遅れや。
ネストが釣られまくった時に起きる逆ハーレム状態のそれとは異なります。
私は、止水(死水)と人的・鳥的プレッシャーによる
スポーニング遅れだと予測していますが・・・
前述の状況とは全く原因が異なる故に。
私が、毎年3月頃に展開するプリスポーン特有のサイトフィッシングや
タイミングゲーム・巻物のパターン等が全く(完全に)通用しなかったのです。
季節の急速な進行を完全に予測していたとはいえ、
あまりに進みすぎた季節進行とスポーニング行動が全くリンクしておらず。
プリスポーン期特有の抱卵行動や差し戻し故の水平ドライブを全くしないため
プリスポーン(半プリ)だと気が付くのに約2日。
釣り方を見つけるのに約3日の時間を費やすことになってしまいました。
釣り方として「特質したルアー」がある訳ではありませんが・・・
千代田湖においては「スピード・ラインの音・追わせ方」が重要なファクターとなっており、
ある程度速度があるルアー・ラインの音を出さず・横方向に追わせる・バイトポイントを設ける。事で
コンスタントにバスをキャッチすることができていました。
5/25、こちカップ開催中に禁断の?パターン検証。
スイムベイトをカバーに当てた瞬間にバイトした半プリのメス。
ジグスト等、ラインを弾く釣りは嫌がるが
≪DSTYLE/GEELACANTH 5.8inch≫ の縦セッティングで半プリ。
夕方、気圧変化のタイミングを捉え55cmクラスの完全プリスポーン。
6月に入ってからは「スポーニング終盤」と言われた西湖に通っておりますが、
沖のバスはアフターコンディションでも、
ミドルのメスはまだまだプリスポーナー。
シーズナルや先入観に捕らわれたり・・・
狙って釣らないと絶対にキャッチできない季節外れのプリスポーナー。
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まとめ
私の読みでは、今年のスポーニングは「お盆休み前」までダラダラ続く予測ですが、
スポーンできなかったメスの卵は、養分に変わってしまうらしいので・・・
何ともモッタイナイ・イタタマレナイ気持ちでいっぱいです。
年々・・・全国的にブラックバスを釣るのが難しくなってきており、
トーナメントシーンを除けば、一発のクオリティフィッシュを狙う
「LIMIT1」アングラーが増えてきたようにも感じる今日この頃。
クオリティフィッシュこそ「限りある資源」として、
大切にしていきたいと思い、今後の活動に繋げていきたい所存です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。