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【タックル】 飽くなきフルソリッドの世界

当サイトでは、意図的にタックルやルアーのインプレ等は避けてきた訳ですが・・・
それを凌駕するほど感動したタックルが有りココでご紹介させて頂くことにしました。

飽くなきフルソリッドの世界

昨今の私に パワーゲーマー? or サイト野郎? なイメージを持たれている方が多いような気がしますが、山上湖生まれライトリグ育ちの私は、生粋のライトリガーだったりもします。

特にディープエリアのシューティングや冬のライトリグ合戦は十八番でもあり、「ウインターの名の付く大会」では比較的に好成績も残してきたと自負しておりますが、私にとっては「相性の良いけど好きではない釣り」の1つがライトリグです。

そんな私のライトリグ史を支えてきたのが、今や絶滅危惧種のフルソリッドのロッド達。

フルソリッドと言うと「重い、短い、振り難い」と3拍子のデメリットを上げられますが、私的には「ティップを重くして振り子シェイク!」みたいなのは全く求めていません。

私にとってシェイキングは、ラインスラッグを揺らすものではなくラインスラッグを弾くもの。=手首のスナップの振幅と痙攣で起こしてこそ、意図的に弛みをコントロールできると思っていますので、「必要な分だけ狙い通りに動かすことのできる繊細なフィーリングと、バイトを弾かず負荷に応じてしなやかに入っていく柔軟さの両立」は、そんなデメリットすらを凌駕する、チューブラーやソリッドティップでは物理的に不可能な唯一無二のチート機構だと思っています。

もちろんチューブラーやソリッドティップにも其々良い所があるんですけどね・・・

私が愛したフルソリッドロッドた

そんなフルソリッド大好きな私が、色んなロッドを使用してきた中でも特出して愛用したロッドが3本。

まずは、

《Robinson/Bigot/BGS-511SL2》《NORIES(TAPER DESIGN)/FukasinShake/BEAT-2》の2本。

どちらも、私の釣りを造ったロッドと言っても過言ではない名竿です。


そして《Jackson/DynamisSUPERCOMPETITION/ DSCS-510XL-AS》

この竿は私のマネーロッドでもあり、私が史上最も愛用したバスロッドの1つです。

しかし昨今では、トルザイトリングやナノカーボンブランクスの登場でチューブラーロッドが劇的進化を遂げ、フルソリッドは時代錯誤な殿堂入りロッドになりつつありますが、やはりフルソリッドにしかできない技、できない釣りが多く、最先端ロッドとの性能差に若干のストレスを感じつつも「ココゾ」と言う時に完璧な持ち場があるため、ベンチからは永遠に外れることなく、埃を被って部屋の片隅に鎮座することに・・・

きっちょカスタムロッド

話は飛んで、千代田野郎の古参メンバーなら知る人ぞ知る名匠「北原さん」

実は、私は20年以上前からの彼を知っているのですが・・・そんな昔話はさておき。

千代田野郎メンバーが何人か持っている北原さんのカスタムロッド。

その精工な仕上がりとクオリティには目を見張るモノがあり、1年程前から「自分のもお願いしますよぉ~!」っと懇願していたのですが、「ココをこうして、こうしたコレが欲しいっ!!」って言う程の明確なビジョンが無く、現在に至り。

今年に入ってからは、私のマネーロッドこと《Jackson/DynamisSUPERCOMPETITION/ DSCS-510XL-AS》を再び使い込み、ガイドのセッティングからグリップの形状と長さ。
「こうしたい!」って言うワガママを伝えさせて頂き、満を持してカスタムをお願いすることにしました。

そして出来上がったきたロッドがコチら。

ガイドはトルザイトリングの極小口径ガイドに変更し、ティップセクションをカラースレッドに変更して頂きました。

また、グリップ部は私の指の長さの合わせて頂き、バランスを計算してグリップエンドを1inch程度延長。

他にもココでは言えないようなレーシング仕様なチューンも施して頂き、
超ハイバランスなカリカリのロッドに仕上げて頂きました。

「コレ以上のフルソリッドロッドがあるもんなら持って来い!」
って自信を持って断言できる、最高のロッドに仕上げて頂きました。
先日の、桧原湖釣行でもさっそく実践投入し入魂させて頂きましたが、
コレマタ使ってみた感想を言語化するのが難しい・・・

表現の方法として、良く「最強の○○~」とか「究極の○○~」とかありますが、
そんな易い言葉で表現するようなもんじゃないとだけ名言させて頂きます

ブランクスの性能を120%発揮するパーフェクトな仕上がりは、量産品ロッドでは不可能な完全職人技。

手持ちのロッドを全て直したくなる魔術に当てられてしまいました。

まとめ

28年間バスロッドを振ってきました、28年間で1番バスを釣るのが難しい現在。

行き着く道具は 自身の手に合わせたレーシングチューンが究極 なのかもしれませんね。


「竿は手の延長!」って有名な名言が有りますが、現代バスフィッシングにおいては

「竿は指の延長!」だとココで改めて迷言させて頂きます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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